水前寺成趣園(すいぜんじじょうじゅえん)は、熊本市中央区に位置する国の名勝・史跡に指定された美しい回遊式庭園です。一般には「水前寺公園」として親しまれています。この庭園は、江戸時代初期に肥後細川藩初代藩主・細川忠利公がこの地に御茶屋を設けたことに始まり、三代目藩主・綱利公の時代に現在のような庭園が完成しました。 庭園の名称「成趣園」は、中国の詩人・陶淵明の詩「帰去来辞」の一節「園日渉成趣」に由来しています。

所在地
熊本市中心部より約2.5kmの所に水前寺成趣園(水前寺公園)は あります。バス20台、普通車30台駐車出来る有料駐車場もあります。観光名所という事もあり、敷地外にも料亭やお土産屋さん、宿泊施設などが立ち並んでいます。


入り口周辺には数々のお店も並んでおり、地元の特産品店やお土産屋さんお食事処も並んでいます。朝早くからは、まだ開店していないところもありましたが入園して出る頃にはお店も開いていました。


特徴
園内は約7万6千平方メートルの広さを持ち、阿蘇の伏流水が湧き出る池を中心に、富士山を模した築山や東海道五十三次を象徴する景観が配置されています。
また、園内には「古今伝授の間」や「能楽殿」などの歴史的な建造物が点在しています。「能楽殿」では、毎年8月第1土曜日に薪能などの伝統的な行事が行われ、文化的な魅力も豊富です。


園内北側には細川家の歴代藩主を祀る出水神社があり、縁結びの木として知られる「梛(なぎ)」の巨木や、阿蘇火山系の硬水が湧き出る「長寿の水」など、訪れる人々に癒しとご利益を提供しています。


最後に
四季折々の自然美が楽しめる水前寺成趣園は、熊本県の観光スポットとして知られ熊本市中心部にありながら、静寂と癒しの空間を提供するスポットとして、多くの人々に愛されています。その他にも年間を通して様々なイベント事が行われており熊本の文化や歴史にも触れることができます。近くを観光の際は是非立ち寄ってみてはどうでしょうか。
営業時間: 7:30~18:00(3月~10月) 8:30~17:00(11月~2月)
入園料: 大人(16才以上) 400円 子供(6才~15才)200円 30名以上団体割あり
定休日: 年中無休
駐車場時間:8:00~18:00
駐車場料金:普通車500円前払い制