所在地
熊本市内から天草方面へ車で約2時間30分、国道389号線沿いの右側に 「道の駅 﨑津」があります。
物産館
少し暗めのモダンチックなお洒落な平屋建ての建物で外には芝生広場やグランドゴルフの広場があります。
入り口の所には発電機があり、ハンドル部分を握って回すと昭和の時代の女性歌手が歌いだしますが、なかなか回すのが重くて歌声を続かせる事が出来ません。
中に入ると大半は 「﨑津集落」の歴史館になっていて少しのスペースだけお土産のコーナーがありました。
特産品
近くには漁協もあり海産物も豊富にありますが、今回は天草伝承 「こっぱもち 」 と 昔から﨑津に伝わる和菓子 「 杉ようかん 」 と 名物いちじくを使った 「 﨑津Nanban 」 を買ってみました。
こっぱもち: サツマイモと餅米を蒸し合わせ砂糖か水飴で味付けしてあり、表面はきなこをまぶしてありました。
お団子のような食感と味は薄味でほんのりサツマイモの味がします。
きなこがまた絶妙においしい。ただ日持ちが良くなく夜には固くなりました。
杉ようかん: お餅の中にこし餡が入っておりピンク色のドラゴンフルーツで表面を着色して杉の葉をその上に乗せてあります。
甘さ控えめなお餅で「保存料など使ってないから早めに召し上がってください」との事でした。﨑津集落で販売しています。
﨑津Nanban: カステラ生地の中にサツマイモの餡とその中にいちじくジャムが入っている乳菓まんじゅう。
サツマイモの餡といちじくの種のプチプチ感が良くとてもおいしい。
﨑津集落
歴史の残る﨑津集落には、先人たちが残してきた文化と遺産が残っています。
集落の中心位にある所に、諏訪神社があり裏の階段500段ほど登ると チャペルの鐘展望公園 にたどり着きます。
公園からは、教会など町が一望できます。
﨑津集落の近くには、海の方へ向かって佇むマリア像があります。
キリスト教の信仰のシンボルになるよう、また海上を行き来する人達、漁師達の道しるべになるよう、多くの人たちで建てられました。
船でしか近づけない為、近くの漁港に車を止め堤防から写真を撮りました。
最後に
この天草地域は、キリシタン禁教令下の250年間、宣教師不在の中、一人の密告者もなく5000人の潜伏キリシタンが天草に存在していました。
2018年に長崎と天草地方が世界文化遺産に登録されたのは、そういう奇跡的な理由があっての事でした。
こういう事実を分かった上で立ち寄ってみるとまた違った天草の魅力を満喫できるかもしれません。
物産館 9:00~17:30
休館日 12月30日~1月1日