海の見える海岸線から山道をしばらく行くと大勢の人々(かかし)が出迎えてくれます。
所在地
天草エリアの入り口、みすみI.C から牛深方面へ車で約1時間、国道266号線右側の旧宮地岳小学校をそのまま利用しています。
グランドではサッカーを楽しんでいる子供達や小屋の中では何やら楽しそうに談笑しているお年寄り等リアルに再現してありました。
駐車場に入る際、ふと正面の学校校舎を見ると生徒達(かかし)が出迎えてくれています。校舎も以前のまま残されていて、学校の歴史を感じさせられます。
物産館
入り口には肥料(ぼかし)や椎茸の原木がありすぐ近くには 「 かかし達 」が並んでいます。
まず中に入ると左側はお食事などを食べるコーナーになっており、入り口右側は、お食事の受け取りカウンター、食券販売機、その奥が物産コーナーになっています。
校舎の方もある程度は入れますし教室の授業風景もリアルに再現されています。
壁に飾ってある写真、生徒の作品などは、当時の物で、まるで保護者になって授業参観に参加している気分にもなります。
ここには約600体のかかしがあるらしく、店員さんなのか 「 かかし 」 なのか一瞬わからなくなり驚きました。
細かいところまで再現してあり、普通に小さい子供が椅子に座っていても気づきませんでした。教室には生徒(かかし)がたくさんいます。
特産品
お店に入ると、朝採りした地元の野菜や果物が並んでおり、お米やそば粉が売れていました。
今回は、「 そばぼうろ 」 を買う予定でしたが売り切れていました。海の町天草に来て、私の中では海産物が特産品かなと思っていましたが、山の幸が結構お店の中で見られました。
今回は、お食事処のお店の方オススメメニューを聞き 「 みやっだけ田舎定食 」 注文しました。地元の人は 「 みやじだけ 」 を 「 みやっだけ 」 といいます。
みやっだけ田舎定食: 大根鶏めし、そばがきだご汁、ハイヤ節唐揚げ、宮地岳豆腐、手作り漬物、みかんゼリーのセット。
大根鶏めし: 食べた瞬間、鶏のうま味が口の中に広がり、干し大根がすべての出汁を吸い込んでいる為、噛めば噛むほどに味が出ておいしい。
そばがきだご汁: 地元の野菜をふんだんに使い、牛深の節でとった出汁がおいしく、食べ応えのある蕎麦のだごがまたおいしい。
ハイヤ節唐揚げ: 肉は柔らかく牛深の雑節をまぶして揚げてあり、若干の塩味が鶏のうま味を引き出している。
宮地岳豆腐: 豆腐の下に出汁があり、素朴な素材の味が楽しめます。すぐそばのお酒屋さん(平野弦雄酒店)で作られているそうです。
手作り漬物: お店の方の手作り漬物。白ご飯が欲しくなる一品です。
みかんゼリー: ゼリーより少しかためで寒天かなと思います。味は酸っぱくもなく柑橘系のさわやかな味わいで食後の一品です。
最後に
海に囲まれた地域ですがこうした山間部もあり、海風に育てられたお米や蕎麦等山の幸を食べることができます。
インパクトのある 「 かかし 」 達に会いに、ぜひ近くを観光の際は立ち寄ってみてはどうでしょうか。
物産館 9:00~18:00
休館日 第1.第3 水曜日 12月31日~1月1日